戦略的撤退だと思われたい

若者+京都+田舎+移住+古民家+シェアハウス-気合い=0

素人が心がけたいインタビュー単独撮影のコツ

ハウツーくさい見出しの記事にしてみました。

先日お仕事でインタビューをしてきたのですが、インタビュー風景の撮影も兼ねることに。これまでぼくはインタビュー中の撮影自体はしない立場(カメラマンさんにお願いしてました)だったので、自分で撮影するのは初めてでした。しかもたった一人だったので補助も受けられない。取材しながら同時並行で撮影もする。そんななかで、素人のぼくが今回困ったことや気づいた点を記録したいと思います。

 

その①:

シャッタースピード早めにするためなら、多少ISO 高めにしてよい

インタビュー写真では身振り手振りが結構映えることはよく知られていて(IT社長のインタビュー写真でみんなろくろ回しているように見えるというやつですね)、ぼくもそのようにしていたのですが、意外にこの手の動きがぶれる。スピーディな動きのある写真というよりはじっくり語っている風の写真を目指すべきかと思うので、シャッタースピードは優先したほうがいいでしょう。普通の撮影のように完全に照明を用意することは難しいので、ISOあげてでも優先すべきかなという気がします。

 

その②:

多少気が散ってもいいので、カメラに向かって話してもらうほうがまし

取材しながら撮影も同時並行でするのは難しいかなと元々は思っていて、仕込みで「インタビュー受けている風の写真」を後から撮ろうと考えていたのですが、やっぱりこれは難しい。カメラマンさんがいる現場は、後から仕込み撮影していた時も以前あったのですが、話し相手として別にもう一人用意していました。たった一人でやるときに、後から撮影しようとするとインタビュー受け手の表情がどうしてもこわばっているような気がしました。ある程度くだけた話題の時に、取材と並行しながら撮影したほうがいいと感じました。

 

その③:

中途半端な背景になるなら、白バック(壁とか)の近くのほうがまし

せっかくのインタビューで会社訪問をしているので、応接室であるとか社長室みたいなところでインタビューをしながら撮影をしたいと思っていました。ただ、どうしても撮影しようとすると画面に入り込んでしまう邪魔なものが出てきます。今回は移動式の椅子とかがかなり邪魔だったのですが、取材もしながらだったので、取材を中断して椅子をどけて撮影してというのはかなり時間がかかります。そのうえ、取材自体にも集中してもらいにくくなりますね。なので、いっそ狭めの部屋で壁に近いところを背景にして撮影したほうがまだまともな写真になると思いました。広めの部屋で距離とって背景ぼかすという方法は、一人で撮影するなかでレンズを変えたり被写体に近づいたりの必要が生じますので、現実的ではないかなあと思いました。

 

その④:

時間かけてもいいので、枚数は結構たくさん撮ったほうがまし

当たり前ではありますが、同じ構図の写真でも枚数はかなりたくさん撮った方がいいなと感じました。というのも、取材と並行して取材して、カメラを自分だと思ってみてもらいながら話すことが必須になるなかで、ずっとカメラをみて話してもらうことは簡単ではないです。なので、ちらっとこちらも見てもらえた瞬間を撮影するわけですが、「見てる!」というときに撮ると、仕上がりとしては目をつぶっているものがかなり多くあがってきてしまいました。

 

ぶっちゃけ、一人で全部しなきゃいけない状況下に陥ることってあまりない気がするので、役立つかわかりませんが自分自身の備忘も兼ねて。