SIGMA「SEIN」いい参考資料

たまたまヨドバシで手に取ったSIGMAの冊子「SEIN」がとても良い冊子だったので紹介。

冊子のデザインでぼくが好きなのはポップなものではなくて、どっちかというと整理されていて上品なものです。組み方がきれいだったり写真をうまく配置していたり。簡単そうで難しいですよね。

まぶこの「SEIN」でいいなと思ったのはそうしたデザインでした。それがいいなと思って手にとってみると、わりと記事のテーマの流れも上手に設計されていることに気づきます。冒頭にかなりイメージ先行の先行の写真ページを配置したあとに、今後のSIGMAの動向にたいする声明があります。そこでざっと方向性とか製品について語ったあと、そこで登場したものにも触れながら、使用者のインタビュー、作り手のインタビュー、カメラ文化にかかわる記事などが展開されます。

売り本ではないからこそできる遅効性のブランディングですね。こうした制作物をきっちり作れる(作ろうという意思がある)組織というのは心強いですね。