戦略的撤退だと思われたい

若者+京都+田舎+移住+古民家+シェアハウス-気合い=0

俺の能力は光を操る力だ(Godox TT350F(スピードライト)を買いました)

こないだDR-10SG(ショットガンマイク)を買ったばかりですが、動画撮影はあんまりしないまま、また買い物をしちゃいました。

購入したのは、Godox TT350Fというスピードライトです。いわゆるストロボライトってやつですね。海外製のやつなので、純正ではないのですが、評判がよかったので。

 

ネットなんかでカメラの勉強をしていると「ステップアップするなら、ストロボを学べ!」みたいな記事が結構ヒットします。

そういった記事のなかで共通している考え方は「カメラの本質は、光と影を写すことである」ということ。それに影響されて、買うしかないなと思っちゃった感じです。

 

で、いざ購入してみてようやくその特徴や光にできることできないことを意識しはじめるわけですが、正直まだストロボ自体の機能を把握しきれていません(TTLという自動調光モードしか理解していない)。

一方で、ストロボの使い方の基礎みたいなものは実際に撮影してみたり、ネットの記事を読んだりして少しずつ理解してきたように思います。理解できてきたことだけ少し整理してみます。

 

①直接被写体に光を当てない
基礎的なストロボの考え方は「自然光や主光源の補助」みたいな感じらしいです。と考えた時に、被写体に対して正面からあたる自然光はそんなに世の中には存在しないということが、ヒントになります。太陽光は基本上から降り注ぐのでカメラの上につけたストロボで直接被写体に光を浴びせてしまうと、「自然には存在しない違和感のある光」になるみたいです。
加えて、正面から光を当てると、顔の影が消えて立体感がなくなり、平たく見えてしまいます。
学生のころ映画を撮ってたことがあるのですが、そのとき光の作り込みで照明担当の人は、「主光源のフォロー」「おさえ(影を弱める)」「バック(被写体を浮き立たせる)」の3つの照明を一度に作っていたような気がします。自分でもよくまとめられませんが、撮りたいもの次第でストロボがたくさんあるなら、静止画でもこのような考え方になるのかもしれません。

 

②天井や壁を経由させる(バウンス)
じゃあ直接当てれないならどうすりゃいいのかというと、光を柔らかくしつつ自然な場所から光がくるようにします。そのために、いろんなところを使って光を反射させるようです。バウンスと呼ぶみたいです。

・天井を使う
バウンスのもっとも基本的なやり方は、天井を使う方法で、ストロボを上に向けて撮影します。光は入射角に応じて反射しますので、被写体の光を当てたい部分(影を作りたい部分から考える)に応じて、ストロボの角度を調整すべしとのこと。
天井が高すぎ、暗すぎ、角度が違う、などのことがあるとうまく機能しないみたいですね。あとは色付きの天井だと光の色までその色に変わってしまうので、現像時にホワイトバランスを調整する必要があるみたいです。

 

・奥と左右の壁を使う
壁は、奥の壁、手前の壁、左右の壁があります。奥の壁だと、被写体に直接当たらないように注意する必要があります。効果としては①の最後に書いたように「バック(被写体を浮き立たせる)」力があります。ブツ撮りなんかだと綺麗な写真は奥から光がきているように作っているものが多いなんて記事も見かけました。
左右の壁は、まだよくわかりませんが、光源が左右にあるときや顔などの被写体にくっきり影をだす演出をしたいときに使うのかなと思います。

 

③ストロボとカメラどちらで明るくするか考える
ストロボで光を作って明るくするわけですが、元を辿ればカメラ本体でも明るさをある程度確保することはできます。というときに、考えなきゃいけないのはストロボとカメラどちらで明るくするかということみたいです。基本的にはカメラを暗めにしておいて、ストロボで明るさを確保するのが大事なよう。

・光を作り込むべきときは、カメラはかなり暗めでOK
例えば蛍光灯だとかいろんなタイプの照明が混ざっている場所だとミックス光と呼ばれる、あまりよくない光の状態になります。カメラ本体で明るくすると、こうした環境光の影響をもろに受けることになります。なのでカメラ側ではかなり暗めに設定しておいて、ストロボの光で綺麗な光に変えてしまうことが必要になります。

・ストロボでは力不足なときは、カメラでそれなりに明るくする
一方で、ストロボの光が全体に行き届かないような広い場所で撮影する場合は、カメラを暗くするのは控えめにしておかないと、そもそも暗い写真になってしまいます、カメラ側の設定はそれなりに明るめにしておく必要があるということです。

 

④背景と被写体の明るさを別に考える
夜景と人、みたいな撮影をするときによく起こるのが、人を綺麗に写すと背景が明るすぎる。背景を綺麗に写すと人が暗すぎる。という状態です。
こういうときには、その二つの明るさを別物として捉えるようです。背景の明るさをカメラ側で調整して、そのぶん暗くなってしまう人物側の光をストロボでフォローするような感じですね。③の二つの例のハイブリッドみたいなイメージでしょうか。
このときは、直接被写体に光当てていいんでしょうか。いまいち調査不足です。屋外なので反射はさせられません。おそらくデュフューザーみたいなものをつかって、光量を和らげて自然光に近づけるのではないかと思います。

 

「いつストロボ使うの?」みたいな質問に対する回答として、いろんなカメラマンが答えているのが「常に使う。使わなくて成立するのは屋外の日中のみ」というようなものが多数を占めている印象があります。ここ一番でストロボを取り出す、というのではなく常日頃から使っていって勉強したいと思います。